橋梁・構造物設計
創業以来22年間、橋梁の設計を会社の柱としてきました。高度成長期には、ただ材料費を抑える経済性を追求してきましたが、バブル崩壊と共に、公共事業
に対する価値観が変わり、ライフサイクルコスト(LCC)によるコスト縮減が求められています。

近年は、合理化・省力化を目指し、橋梁形式も多様な形式が考えられています。例えば、支間長50〜60m位の橋梁では、合理化・省力化から下図の形式が考えられます。

特徴
- 適用支間 30m - 80m
- 合成床版・PC床版の採用で主桁間隔を広げる。部材数の低減で、塗装面積が減り維持管理費減。型枠・足場の省略で現場作業の省略化。
- 適用支間 60m - 110m
- 箱幅を狭くし、フランジを厚くし、箱内を簡略化。合成床版の使用で床組構造の簡略化。型枠・足場の省略で現場作業の省略化。
- 適用支間 50m - 90m
- 合成床版の使用で腹板間隔を広げる縦桁・横桁の省略化。型枠・足場の省略で現場作業の省略化。
当社の実績
- 7径間連続合成主桁
- 幅員:12.65m 横長:351.4m
支間:42 + 51 + 58 + 45m
- 単純合成細幅箱桁
- 幅員:9.39m 横長:70.6m
支間:69.1m
- 2径間連続合成主桁
- 幅員:10.25m 横長:114.0m
支間:45 + 67m
- 2径間連続合成主桁
- 幅員:11.15m 横長:97.6m
支間:47.5m
他、単純桁数例有ります
- 4径間連続合成細幅箱桁
- 幅員:1.15m 横長:214.6m
支間:60 + 51 + 50 + 51m
過年度の当社設計の実績例

- 下は国道、上は高速道路。
桁下空間が非常に厳しい状況での人道橋です。
幅員:3m 支間長:40m

- 立体交差事業
幅員:2.5m + 8.5m 横長:367m
5径間PC連結床版桁 x 1
5径間PC連結床版桁 x 2

- 鋼床版鈑桁複合ラーメン橋
幅員:5.5m+11m
支間:34m
橋台と桁を一体にしたラーメン形式